■GPWA発表時の東スポ記事

198 名前:お前名無しだろ 投稿日:2006/08/19(土) 23:52:51
プロレス統一連盟設立
 
日本マット界統一のノロシが上がった。プロレスリング・ノアゼロワンMAX
中心にした統一機構、グローバル・レスリング連盟GPWA)が設立されることが
18日、明らかになったのだ。国内外から十数団体が参加する予定で、
初代会長にはノアの三沢光晴社長(44)が就任する。早ければ9月から活動を
開始、将来的にはコミッションに発展させることを目指すという。
 
テレビ中継は深夜に追いやられ、観客動員も落ち込んだまま上昇の
気配すらない。このままでは力道山から受け継いだプロレスが消えてしまう。
業界内に鳴り響く非常ベルに、ようやく統一機構作りへの動きがスタートした。
音頭をとったファースト・オン・ステージの中村祥之代表取締役は連盟設立の
経緯を次のように説明する。
 
「不要な争いをなくして、協力できる部分はやっていきましょうということ。
それが業界全体の発展にもつながる。3月から各団体と交渉し、賛成や反対
という意見をとりまとめて一つの形が出来上がったワケです。」
18日現在で発起人に名を連ねているのは国内9団体に海外4団体。
交渉中の団体もあり、女子プロレスも傘下に入る可能性もある。
ノアの仲田龍取締役は「ウチとしては日本と韓国、欧州、米国で独自にやろうと
思っていたが、重なる部分があるので一緒にやろうということになった。」
と参加を決めた理由を明かす。ただ全日本プロレスとは交渉中だが、
新日プロは参加見合わせとした。新日プロの菅林直樹副社長は「打診は
ありましたが、今は自分たちの足元をキッチリするべきだと考えていますので
お断りさせていただきました。敵対するものではないので、頑張って欲しいと
思います。」と話している。
 
老舗両団体の参加がなければ連盟も「画竜点睛を欠く」といわれるかもしれない。
しかし、連盟がやろうとしていることはプロレス界が生き残るために是が非でも
やらなければならないことばかりであるのも確かだ。
 
 
201 名前:お前名無しだろ 投稿日:2006/08/19(土) 23:55:29
連盟が最初に手掛けるのは参加団体の興行日程の調整だ。
同じ都市に中1〜2日で違う団体がやってくるようなことを避けていく。
また、日本武道館両国国技館のビッグマッチの裏で後楽園ホール
興行が行われるなど、ファンだけでなく話題も散漫になっていた。
これを見直し、互いに興行戦争を回避する“不可侵条約”を結べば、
各団体が受ける恩恵は大きいだろう。
 
選手管理にも踏み込んでいく。ルールを統一して、連盟が管理する。
裁定委員会を設け、問題が生じた際には厳正な審査をする。さらに
プロレスラーを登録制として公認し、ライセンスを発行する。つまり
ルールの一本化とプロライセンスで選手を見極め、試合とレスラーの
レベルを上げようというワケだ。レフェリー、リングアナウンサーも
登録制とする。
 
さらに新人プロレスラーの合同トライアウトを行い、現役引退後の
支援もする。共同道場の設立も目指す。道場を持たない団体でも、
連盟公認のレスラーは自由に利用できる。ここでレスリング教室や
道教室を行っていけば、地域住民との交流も図れる。
活動費については、各団体の持ち寄りでは規模の違いもあり難しい。
そこで当面は連盟主管の興行を打ち、そこでの収益を運営費に
充てる予定にしている。最初は小規模会場での若手中心の試合を
行うことになりそうだ。
 
現在は準備委員会が活動内容など細部を煮詰めている段階で、具体的に
動き始めるのは9月中旬からになる。連盟会長となるノアの三沢社長は
「詳しいことを含め、まずは9月になってから」とコメントした。
9月中旬にも設立会見が開かれ、詳しい内容が発表されることになる。